№55. 残り時間


「人間五十年、天下の内に比ぶれば、夢幻の間なり。世に生を受けて、滅せぬものの、あるべけんや。」と舞った織田信長が死んだのは49歳だそうだ。 信長の頃はともかく、現代であれば、かなりの早死である。子供はまだ学生で親がかり、会社では、大企業でも部長に手が届く人もいるが、高齢化でポスト不足の今、 多くはその一歩手前くらいで順番待ちしている層の年齢であろう。 かくいう私も今年(2008年)は信長の死んだ年齢になる。ちょっと気が早いが、ポックリ行ったときのために、身辺を整理しとなかきゃ、なんてことも考えるようになってしまった。 というのも、最近、妙に「死」をテーマとして扱った映画やテレビ番組、そして本に接する機会が多く、否が応でも『自分に与えられた残り時間は?』と、考えさせられてしまうのである。 映画やテレビ番組などのエンターテイメントの世界では、“若年の死”は本人の無念さと、残された者への憐憫が観る人の涙を誘い、 “老年の死”は、瀬戸際の高齢化社会の悲痛なメッセージが社会を映す。 こうしたテーマは、昔から頻繁に発せられていたものなのか、それとも、自分がそれらを敏感に受け止める年齢になったのかは定かではない。 が、気付くと多くのメディアから『オマエさんも例外でなく、死ぬんだぜ!』と、告知されているようで、渋々ながら“受入態勢”をとりつつあるのが現状だ。 「死」は、万人において避けて通れない共通のテーマでありながら、普通に生活している者には、何故かとても実感の無い曖昧なものだ。 古くから、日本人は「死」を「穢れ(けがれ)」として遠ざける傾向がある。云わば、確実に身に振りかかってくるが、直視したくないものなのだ。 (この「穢れ」を嫌う文化が、日本史を大きく左右している、という説を本で読んで“目から鱗”だったが、ここではウケウリになるので、書くのはやめておこう) 一方、死者を崇め氏神などに神格化し、信仰の対象とすることも、ある意味では「死」を非日常として扱いたいという心情の表れのような気もする。 私も、出来る事なら「死」を意識しないでずっと生きていたいが、ある程度“残り時間”を逆算しながら生きて行くことも、最期に後悔しない為には大切な心構えだ。 前置きが長くなってしまったが、これからここで書こうと思っているのは、日本人の死生観や、現代人の人生観、などといったアカデミックなことではない。 私が、あえて自分に箍をはめるように、ここで宣言しておきたいのは、『家族のため…』、『仕事のため…』、『従業員のため…』等々、人生において努力必須のこと以外でやりたいこと。 『ヨボヨボの爺さんになる前に、これはやっておきたい!』という極めて我侭、且つ独善志向の道楽に関することなのだ。 名づけて『道楽人生目論見書』。私以外の人には荒唐無稽のようにうつるとは思うが、本人、至極マジメなのです。


【目論み その壱:自主製作ギターアルバム(CD)を出す】
これは、拙いながらも一度経験があるので、やる気があり、且つ、その出来栄えさえ気にかけなければ、比較的実現が容易な道楽だ。 KLのレコーディングスタジオは、エンジニアも含め日本と比較するとかなり安く、それなりの質の音は保証してくれる。 幸いなことに、アマチュアやセミプロクラスの演奏家も仲間に居るので、どんな曲を、どのようにして、どの程度の時間と費用をかけるかを決めれば、あとは練習を開始するだけだ。 現在、なんとか実現したいと思っているのは、50歳までに“50 Years Old Anniversary Album”を録ること。 別に50歳記念でなくても良いのだが、思い立ったキッカケは、最近感じている手首や指の力の衰え、だ。 日頃の練習不足も多々影響しているとは思うが、以前は何の苦もなく弾けた曲が、身体的にヤケに辛く感じるようになり、ギターを抱えたときの楽器との一体感も感じなくなってしまったからだ。 プロ野球の選手などと比較するのはおこがましいが、一瞬に生きている彼らの頭に、引退の二文字がチラつき始めるのは、こんな感覚を何千倍も高度にした感じなのかと、勝手に納得している。 さて、アルバムの内容だが、やはり、自分の聴きたい音楽がイチバンだ。自分のギターのルーツ(根)は、ブルースとロック。 それも、どちらかというと感情タップリ泣きの部類(極端に言うとPaul KossoffやMick Taylor系)がメインだ。 寸分たがわぬ正確さで、早い音符を弾きまくるテクニカルなヤツ(G3系)は、聴くのは好きだが真似は出来ない。 背伸びしても嘘はすぐバレルし、おじさんギタリストが下手に流行を追ってもカッコ悪いだけ、まして、超高度なテクニックなどは端から無理ときている。 そういった制約(予算とメンバーはともかく、実力と時間が問題)を乗り越えてでもつくりたいのは、40代前半~50代後半をターゲットとして、 独り酒(やはりここはバーボンのロックだな!)を飲みながらヘッドフォンで聴くギターロックだ。 さて、仮に音が録れたとしても、問題はジャケットだ。ダウンロード中心の若手には理解できない部分があるかとも思うが、おじさん世代で言う“アルバム”とは、 音とジャケが一体となって創り出すアートなのだ。ジャズやロックの名盤にはジャケットの魅力との相乗効果で名盤の地位を不動のものにしていると思われるものも少なくない。 前回CDを仲間達と作ったときは、幸いにしてメンバーの親戚にアート関係の人が居て、なんと無料で市販されているCDと変わらぬ質のジャケットをデザインしてもらってしまったのだ。 しかし、またプロにタダでやってもらえるなどという甘い考えは、流石の私も持っていない。 PhotoshopもIllustraterも満足に使えない私としては、『俺がやってやろう!』という物好きなアマチュア(自称)デザイナーの方の出現を祈るしかない。


【目論み その弐:本を出版する】
自分で言うのはおかしいが、私は呆れるほど『蓄財』には興味がない。 もちろん、人生の経費を支弁する運転資金は沢山欲しいが、使い切れないほどカネがあるなら生前に寄付しちゃって、『イイ人だ!』と、言われた方が“お得”だと真剣に考えている。 また、自分はちょっとヘンなのかも知れないが、株価の変動や為替取引などに一喜一憂している人と、電車の中で競馬新聞をワンカップ片手に読んでいる人をほぼ同一視している。 株価や為替の動向を見たり、競走馬のコンディションチェックがメシより好きな人達には“大きなお世話”かも知れないが、目的が不労所得のみであるなら、けっこう彼らの時間が勿体無い気がするのだ。 まあ、他人様の時間の使い方にケチつけても嫌われるだけだからたいがいにしておくが、今、自分の場合、意識して時間を注ぎ込んでいるのは本を読むことだ。 朝は出勤前、夜は就寝前、そして、休日にはマトメ読み。2005年の元旦に『何でも良いので本を100冊読む!』と誓いを立ててから3年。 やっと、自分なりのペースが出来た感じだ(因みに、2007年の実績を下記)。 しかし、マレーシアに来るまでは、半端な量の読書しかしていなかったため、世の中読んでない本だらけ。 人気作家や新書等を追いかけていると、古典や純文学などはとてもじゃないが手がまわらない。 残りの人生で、読めたとしても、あと3,000冊前後かと思うと、ちょっと寂しくなってしまう。 そんな寂莫を感じつつ、貴重な時間を使って読書をしていると、ごくたまに『こんな本だったらオレでも書けるんじゃね~か?』と、途中で投げ出してしまう程つまらない書籍も出て来る。 『こんな内容の本でなんで出版出来たか不思議だ』→『意外と本を出すことなんて簡単なのかも知れない』と、イッキにナメてかかったかと思うと。 『それゃ二十歳前のみずみずしい感性はともかく、オレにだって年相応の経験ってものがあるしな』と、無謀なまでに高い所からものを言ってみる。 そこまで行くと止まらないのが悪い癖だが、自分の中でこう決めた、『よし、これからは本を出すことを念頭に物事を見ていこう!』、と。 要は、自分の本の出版は夢でも、本を書く人の視点で、書籍を読み、世の中を見ていければ、もっと探究心も湧き、疑問も多くなり、興味の対象が広がるだろう、 面白い文章が書ければ、あわよくば業界の人の目に止まり、大手出版社から“期待の新人”として文壇デビューも・・・と、いった程度の妄想なのだ。 結局、勝手な妄想の揚げ句に『やはり、締め切りに追われる生活は窮屈で嫌だなぁ~、今のままがいいわ。』などと、行きつ戻りつしている自己完結形の私だ。 年齢が高くなると、何事にも興味が失せてくる傾向が自分でも顕著だ。興味の対象を広げることはボケ防止の観点からも大切なことだ。 でも、興味が広がり過ぎて、パドックで競走馬のコンディションなどチェックしていたら本末転倒だけどね。(苦笑)


【目論み その参:犬と暮らす】
「犬と暮らす」と書くと、簡単に実現できることのようだが、正確に書くと、 「犬が自由に庭を走り回れる環境で放し飼いにし、もし飼犬が死んだ場合は庭に埋めてあげられる家で生活する」となる。 イメージとしては、ヨーロッパやカナダの牧草地帯なので、持ち家拒否派の私としては、かなり実現が難しい夢だ。 オマケに“田舎暮らし”には憧れる面もあるが、刺激が少なく、飽きっぽい私としては絶対に長続きしない自信もある。 それでも「犬と暮らす」ことに執着があるのは、昔飼っていた犬と辛い別れ方をしてしまったからだ。 私が小学生のとき、家の玄関に迷い込んで来た子犬を飼い始め、子犬が立派に育った数年後に、我が家は、ある事情で持ち家を売却しないといけない事態になってしまった (親戚の連帯保証人になっていたのだ)。 引越し先では犬は飼えないので、親戚の家に引き取ってもらうことになった。別れの当日、その犬と一緒に小型トラックの荷台に乗り、私の母親が持たせてくれた、特上の鶏のささ身を ひとつひとつ食べさせながら、私なりに別れを惜しみつつ親戚の家に向かった。 犬は、不穏な雰囲気を察したのか、ただの車酔いかは知らないが、食べた鶏肉を全部もどしてしまった。 埼玉にある親戚の家に到着し、新しい犬小屋に鎖で繋いだ。 暫く名残を惜しんだ後、帰ろうとする私に向かい、犬は、首輪で首がちぎれてしまうくらいの力で“オレを置いていくなよ~”と、尋常でない鳴声で叫ぶのであった。 家に戻り家族4人で泣いた。泣きながら、あの犬は家族の一員だったことを悟った。 その時、私は泣きながら心の中で思った。『もう二度と犬は飼いたくない、飼うのであれば、鎖につながず自由に遊べて、死んでも一緒に居られる家でないと可哀相だ』と。 一度だけ、犬に逢いに行った。数百メートルも離れている筈なのに、私に気付きあの尋常でない鳴声をあげて迎えてくれた。 その後、その親戚の家も売りに出された。なぜなら、父親が連帯保証人となっていたのは、その家の主人だったからだ。 私は、恐くて犬の行先はとうとう訊けなかった。聞いたかも知れないが、私の脳は理解を拒否していた筈だ。 だから、未だにあの犬の最期は知らない。 もし、もしも、もう一度犬を飼うことが出来るなら、あの犬と同じ名前をつけて、こう言ってやりたい。 『もう、鎖で繋がないから、自由に抱きついてきていいんだよ』、と。



最後に、再び「死」について・・・
「死」は俗世間との精算だ。大金持ちも貧乏人も、天才もアホも、権力者も平民も、どななに足掻いても、駄々こねても、誰もが「死」をもって一度の人生を精算する。 いくら現世でカネを儲けてもあの世には持って行けない。これは、神様が創造したものの中でも、極めて平等なシステムだ。 金持ちでも人の道を外れた輩は地獄で閻魔様に舌を抜かれ、貧乏でも徳を積んだ清貧居士は天国で安寧を与えられる。 そう考えると、貧困層を食いものにした巨額のマネーゲームとなってしまったサブプライムローンで儲けている人間など、人生の使い方としては愚の骨頂に見えなくもない。 なぜなら、“精算”後にマイナスになるのが一目瞭然だからだ。
冒頭の信長ではないが、「人間五十年」近くになると、いつ病魔に襲われても不思議はないし、体力的に事故や災害で死ぬ危険度も増してくる。 極端に言えば、“死ぬことを前提とした対応”を開始しなければならない年代である。 が、しかし、世の中なんて、どんなエライ人が死のうが、消えようが、何事もなかったように回転していくものだ。 だから、後の事をあまり心配してもしょうがない。当たり前のようだが、とにかく、与えられた時間を、仕事に、家族に、道楽に、有意義に使うことが肝要だ。 俗世間との“精算”時に未練が残っていると、“千の風”ならぬ半端な姿で、夜な夜な家族や友達を困らせることになるかも知れないのでね。 『お墓なんかに眠ってられません~♪』とね(笑)。残り時間は大切に使おう、ご同輩!


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【[恒例]2007年読書記録】(2007/12/31)


ギリギリ101冊だけど、前半ハイピッチで飛ばしたため、後半は余裕でした~。


1.[照柿(上)/高村薫]
2.[照柿(下)/高村薫]
3.[菜の花の沖(2)/司馬遼太郎]
4.[菜の花の沖(3)/司馬遼太郎]
5.[インテリジェンス武器なき戦争/手嶋竜一&佐藤優]
6.[次世代ウェブ-グーグルの次のモデル/佐々木俊尚]
7.[狼花/大沢在昌]
8.[Kの日々/大沢在昌]
9.[大阪学/大谷晃一]
10.[菜の花の沖(4)/司馬遼太郎]
11.[菜の花の沖(5)/司馬遼太郎]
12.[菜の花の沖(6)/司馬遼太郎]
13.[楠木正成(上)/北方謙三]
14.[楠木正成(下)/北方謙三]
15.[他人を許せないサル/正高信男]
16.[人は見た目が9割/竹内一郎]
17.[腐蝕生保(上)/高杉良]
18.[腐蝕生保(下)/高杉良]
19.[気功入門―脳と心のリラクゼーション/品川嘉也]
20.[お笑い創価学会-信じる者は救われない-/佐高信&テリー伊藤]
21.[ラッフルズホテル/村上龍]
22.[アホでマヌケなアメリカ白人/マイケル・ムーア]
23.[Web2.0が殺すもの/宮脇睦]
24.[バカ日本語辞典/谷口一刀・編著]
25.[道路の権力/猪瀬直樹]
26.[大地の咆哮/杉本信行]
27.[エンパラ大沢在昌対談集/大沢在昌]
28.[ホワイトアウト/真保裕一]
29.[悪魔のいる天国/星新一]
30.[黄龍の耳/大沢在昌]
31.[時間エージェント/小松左京]
32.[王将たちの謝肉祭/内田康夫]
33.[淋しい狩人/宮部みゆき]
34.[本因坊殺人事件/内田康夫]
35.[杜の都殺人事件/内田康夫]
36.[ジャズの名盤入門/中山康樹]
37.[はつものがたり/宮部みゆき]
38.[鬼首殺人事件/内田康夫]
39.[もっとアジアを知ろう/陸培春]
40.[菊池伝説殺人事件/内田康夫]
41.[観光コースでないマレーシア、シンガポール/陸培春]
42.[佐渡伝説殺人事件/内田康夫]
43.[赤い雲伝説殺人事件/内田康夫]
44.[日本のゆくえアジアのゆくえ/広瀬隆]
45.[新 歴史の真実 祖国ニッポンに、誇りと愛情を/前野徹]
46.[侵略の世界史/清水馨八郎]
47.[凛とした日本/古森義久]
48.[憲法九条を世界遺産に/太田光&中沢新一]
49.[風林火山/井上靖]
50.[昭和史の謎を追う(上)/秦郁彦]
51.[働かないで年収5160万円稼ぐ方法/川島和正]
52.[できる人がみんなやっている仕事術/PHPエディターズ・グループ]
53.[話ができる男 バカになれる男 男が惚れる男/山崎武也]
54.[反省 私たちはなぜ失敗したのか?/鈴木宗男&佐藤優]
55.[黄金の石橋/内田康夫]
56.[薔薇の殺人/内田康夫]
57.[三州吉良殺人事件/内田康夫]
58.[琥珀の道殺人事件/内田康夫]
59.[アジアの弟子/下川裕治]
60.[極楽アジア気まぐれ旅行/高野秀行]
61.[アジア迷走紀行/下川裕治]
62.[日輪の遺産/浅田次郎]
63.[日本人はなぜシュートを打たないのか?/湯浅健二]
64.[昭和史の謎を追う(下)/秦郁彦]
65.[地下鉄に乗って/浅田次郎]
66.[霞町物語/浅田次郎]
67.[見知らぬ妻へ/浅田次郎]
68.[椿課長の7日間/浅田次郎]
69.[テニスボーイの憂鬱(上)/村上龍]
70.[テニスボーイの憂鬱(下)/村上龍]
71.[ガウディの夏/五木寛之]
72.[生き方/稲盛和夫]
73.[天使の卵/村上由佳]
74.[色彩の息子/山田詠美]
75.[なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣/ケリー・グリーソン]
76.[脳が冴える15の習慣/築山節]
77.[お金の使い方でわかる大人の品格/山崎武也]
78.[日本軍の教訓(いまだからこそ学ぶべき)/日下公人]
79.[経済の世界勢力図/榊原英資]
80.[闇の権力執行人/鈴木宗男]
81.[日本史集中講義 点と点が線になる/井沢元彦]
82.[日本のインテリジェンス機関/大森義夫]
83.[ジャパンハンド/春原剛]
84.[知識人の生態/西部邁]
85.[美しい日本へ/安倍晋三]
86.[大丈夫な日本/福田和也]
87.[ヤクザに学ぶ決断力/山平重樹]
88.[闇の系譜(ヤクザ資本主義の主役たち/有森隆+グループK]
89.[これからの10年、新黄金時代の日本/ビル・エモット]
90.[眠たい奴ら/大沢在昌]
91.[秋に墓標を(上)/大沢在昌]
92.[秋に墓標を(下)/大沢在昌]
93.[公安警察の手口/鈴木邦男]
94.[ブログ進化論(なぜ人は日記を晒すのか)/岡部敬史]
95.[ほんとうは日本に憧れる中国人/王敏]
96.[用心棒日月抄/藤沢周平]
97.[こんなSEはいらない/岩井孝夫]
98.[蒼穹の昴(1)/浅田次郎]
99.[シェラサード(上)/浅田次郎]
100.[シェラサード(下)/浅田次郎]
101.[英語はいらない!?/鈴木孝夫]


(№55. 残り時間 おわり)

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